先週配信したアンガーマネジメントメールマガジンの記事を再配信します。
(2024年6月13日配信分)
今日のテーマ
********
期待しない方がいい?
********
さてさて、私ごとですが
先週で大学でのキャリア教育授業の
全日程が終了しました。
最初は何で引き受けてしまったのだろう、と
若干後悔しましたが(笑)
成長する彼らの姿を見るのは楽しく
貴重な経験ができました。
ここから先は彼ら彼女らが
自らの意思で動く他ありません。
自分の行動の責任は
自分にしかとれませんしね。
望む未来の姿に向けて
頑張って欲しいなと思います(*^^*)
ということで、この春は
新入社員研修やキャリア教育に
時間を注いでいたのですが
今の若い世代も悪くないな、
というのが私の印象です。
確かに色んなタイプの子がいるので
指示されても行動しない
指摘されても直さない
教えられたことを守らない
なんてことは多々あります。
そんな時、
一度言われたらやるべきでしょ?
何度も言われなくても分かるよね?
なんでやらないの?
とイライラするのは
相手に「こうして欲しい」という
期待があるからこそ、ですよね。
そう、そうなんですよね。
子育ても人育ても
自分を基準とした「理想」や「期待」が
あるからこそ怒れてしまう。
そしてその「理想」や「期待」は
相手の成長を願う気持ちからくるもの。
育てる側としてはある意味
手放してはいけない(諦めてはいけない)
思いなのかもしれません。
だって、
期待しない、されない関係って
もはや他人じゃないですか。
ある時子育て中の怒りでお困りの方が
こんなことをおっしゃいました。
「期待するから腹が立つんですよね。
じゃあ期待しなければいいんですよね。」
この言葉を聞いて、
これではあまりにも寂しい、
でもこの方はそう思いたくなるほど
お辛いのだなと思いました。
大事なことは期待しないことではなく
相手に合わせた基準と伝え方、
そして相手の気持ちや考えを汲み取ること。
期待したことが返ってこない時は
求めているレベルが高すぎたり、
必要性が理解されていなかったり、
相手の中にやりたくない気持ちが
あったりします。
そしてそこには
その理由もちゃんとあるんですよね。
それを汲み取ることなく
「なんでやらないんだ」
と言っても相手には押し付けとしか
映らないかも知れません。
状況によっては
これをハラスメントと受け取る人も
いるかも知れませんね。
今回キャリア教育に携わってみて
感じたことがひとつ。
相手に行動を変えて欲しいなら
「いつか変わる」のを待つのではなく
アプローチをすることが大事。
伝わっていないのに待っていても
いつまでも変わらない、ということです。
いやはやシンプル!笑
ですが、これが出来ていない人も
案外多いのでは?と思ったので
共有しておきますね(*^^*)
さてさて、
若者対象のお仕事はこれで終了!
これから秋までは
研修とカウンセリングが続きます。
どちらも管理職を対象としたもので
また色々と気づきや学びが得られそうです。
そして今日はこれから
出張カウンセリングです。
そろそろ支度をしなければ!
今日も暑くなるようですが
あなたも体調に気を付けて
良い一日をお過ごしくださいね♪
毎週木曜日にスマホ・PCに届きます♪
アンガーマネジメントメルマガ ご登録はこちら↓