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Vol.303 要注意な成功体験とタイパ重視(2)

 

先週配信したアンガーマネジメントメールマガジンの記事を再配信します。

 

岐阜県美濃加茂市でアンガーマネジメントを学ぶならblanc+ブランプリュス

 

(2023年11月30日配信分)

 

 

今日のテーマ

 

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要注意な成功体験とタイパ重視(2)

 

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さて、今週は先週に引き続き

怒りの成功体験について。

 

先週は強く怒って上手くいくと

それが成功体験となり繰り返されてしまいますよ、

というお話でしたが、

 

今日はさらにもう一歩考えてみます。

 

 

 

 

この、強く怒るという行為。

 

実は2パターンあるんじゃないかな?

と思っています。

 

 

 

 

ひとつ目は怒りが抑えられなくて

つい感情的に強く怒ってしまうパターン。

 

そして、ふたつ目は

<わざと>強く怒るパターン。

 

 

 

 

ひとつ目の方は

強く怒りすぎて後悔してしまう、

そんな怒りになりやすいですね。

 

アンガーマネジメント的にはまず理性が働き始めるまで

6秒やり過ごして欲しい怒りです。

 

 

ふたつ目は<わざと>強く怒るという

選択をしている確認犯。笑

 

成功体験から強く怒るのも

このタイプと言えるでしょう。

 

 

 

 

そして、実はこのタイプに中には

成功体験と合わせてもうひとつ、

強く怒る動機があったりします。

 

 

それは、

 

タイパ(タイムパフォーマンス)

がいい!

 

ということ。

 

 

 

 

これ、子育て中の方から

何度となく聞いたんです。

 

怖い顔して怒ると

子どもが怖がっていうこと聞くんですよね、

って。

 

 

 

 

そうなんですよ。

 

子どもの世話に家事、仕事もして、

いつも時間に追われているお母さんたちにとって

 

怒鳴る(強く怒る)というのは

まさにタイパ(時間と労力の効率)がいい

便利な方法なんですよね♪

 

だから教育上良くないと思いつつも

ついやっちゃう(・∀・)

 

 

 

これね、確かに短期的には

メリットがあるように見えるかもしれません。

 

 

 

 

でもね、長期的に見た時

 

子どもと信頼関係を築けない

子どもが自己主張しなくなる

子どもの考える力が育たない

子どもが自発的に行動しなくなる

 

などなど、

子どもの自立の機会を奪い

親への依存や孤立感を高めてしまうことに

繋がる可能性も否定できません。

 

 

 

 

そう考えると、これって

コスパ悪くありません??

 

 

 

 

タイパを重視した結果

全体としてのコスパが悪くなる。

 

強く怒ることには

こんなマイナス面もありそうです。

 

 

そして、こうやって怒られてきた子の中には

同じことを繰り返す子も出てきます。

 

まさに怒りの連鎖ですよね。

 

 

 

 

今回は子育てを例に考えてみましたが

きっと職場も同じ。

 

職場の場合はさらにパワハラ問題にも繋がるので、

デメリットが大きくなりますね。

 

 

 

 

長期的視点に立った時、

強く怒ることのメリットはどうやらなさそうです。

 

強く怒って一利なし。

 

 

 

 

<つい>でも<わざと>でも

感情的に強く怒りそうになった時。

 

一瞬立ちどまって6秒やり過ごすと共に

デメリットがあることを思い出してくださいね(*^^*)

 

 

 

 

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