先週配信したアンガーマネジメントメールマガジンの記事を再配信します。
(2022年3月31日配信分)
今日のテーマ
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他人の怒りで考えるアンガーマネジメント
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勘の鋭い方なら
このテーマでお気づきでしょうか?
そう、
先日のアカデミー賞授賞式で
俳優のウィル・スミスが
プレゼンターのクリス・ロックを
平手打ちしたあの件。
(敬称は省略させていただきます)
ご存じない方のために
ざっくり書くと、
アカデミー賞のプレゼンターで
コメディアンのクリス・ロックが、
ウィル・スミスの妻で女優の
ジェイダ・ピンケット・スミスの頭髪を
揶揄したことが事の発端。
ジェイダは脱毛症を公表していて
髪を丸刈りにしていますが、
それをジョークにされたことで
ウィル・スミスが怒って
壇上で平手打ちをしたという
事件がありました。
この騒動について
ネットを見てみると賛否両論、
沢山の意見が出ているようです。
今の時代、
暴力はもちろんNG。
その上で、
どの立場から見るかによって
考え方や感じ方は変わりますよね。
ネットの記事を見ていると
何が正しくて何が間違っていると
一概に言えないなと感じます。
が、
ここではもちろん
アンガーマネジメント的に
考えてみましょう♪
まずはアンガーマネジメントでは
怒りを感じたら
6秒ルール、でしたよね?
今回ウィル・スミスは
感情に任せて平手打ちを
してしまっているので
その点で失敗と言えます(>_<)
ここはぜひ怒りの温度を考えて
やり過ごして欲しいところです!
次に考えるのは
その出来事が許せるか許せないか。
これは妻を侮辱された、
傷つけられたと感じた
ウィル・スミス的には
許せないものだったのでしょうね。
身内のことについては
自分がネタにするのはいいけど
他人だと腹が立つ!と言いますよね。
お互いの信頼の度合いや
関係の深さにもよると思いますが、
今回は許せないことだったと
考えられそうです。
次に考えるのは、この状況や相手は
自分が何か行動することで
変えられるか変えられないか。
また、
重要なことかそれほどではないか。
ここは考え方が分かれるかも
知れませんね(*^^*)
もし私だったらどうするかな・・・
身内が傷つけられているので
重要なことには違いないのですが、
変えられるか変えられないかは
選ぶのが難しいですね。
あかの他人なら変えられないし
知り合いなら変えられる、でしょうか?
う~ん、難しい。
あなたならどう考えますか?
良かったら身近な人と
話し合ってみてくださいね!
自分とは違う意見が
聞けるかもしれません♪
その際には、
そもそもビッグネームの立場で
考えること自体が難しいので(笑)
自分の身近な人に置き換えて
考えると良さそうです。
ただ、どんな選択をした場合でも
最終的に自分の選ぶ行動が
自分にとっても周囲にとっても
健康的なものかどうか
この視点は覚えておいてくださいね!
自分が何かを諦めたり
我慢したりするのではなく、
また相手を傷つけたり
過大な負担を与えるものでもない
そんな行動を選ぶことが大切です。
今回の事件は
アカデミー賞の授賞式中の
出来事ということもあり
大きな問題になっていますが、
私個人としては
暴力は認められませんが、
ウィル・スミスが妻を思いやった
気持ちそのものは好意的に捉えています。
怒りは防衛感情。
愛する家族を守るために
怒りを感じること自体は
非難されるものではないと思います。
ただ、その扱い方を
間違えてしまうと
大切な家族も自分も
さらに傷つけてしまう。
これを逆から考えると
アンガーマネジメントは
自分や大切なものを
「守るためのもの」とも
言えそうですね(*^^*)
粛々と、コツコツと、
これからもアンガーマネジメント
していきましょう!
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